元内閣総理大臣の麻生太郎氏の一族は「リアル華麗なる一族」と呼ばれていることは有名です。
「リアル華麗なる一族」という呼び名の通り、一族には明治維新の指導者や総理大臣など華麗な肩書を持つ人物がたくさんいます。
しかも、総理大臣に至っては、麻生太郎氏の一族には3人も存在しています。
さらに、麻生氏の実の妹は婚姻により皇族となっています。
目次
【家系図】麻生太郎の一族がすごい!
麻生太郎氏の直系の一族の家系図はこちらになります。
麻生氏の直系の一族には、教科書に載っている人物や歴代の首相など日本人なら誰でも知っている名前の方がたくさんいらっしゃることが分かります。
麻生太郎の先祖は大久保利通!
麻生太郎氏の高祖父は、明治維新の指導者・大久保利通氏になります。
大久保氏は、内閣制度発足前の明治日本政府の実質的・事実上の首相と言われています。
大久保利通氏の主な経歴は次の通り。
- 島津久光のもとで公武合体運動を推進
- 討幕へと転じ、薩長連合を成立させる
- 岩倉具視らと王政復古のクーデターを敢行
- 版籍奉還や廃藩置県を推進(慶応3年)
- 岩倉遣外使節団に随行(明治4年)
- 地租改正、殖産興業の推進
- 西南戦争に至るまでの各地の士族反乱を鎮圧
- 士族に暗殺される(明治11年)
教科書に載っていた人物の子孫が、テレビや新聞などで見ていた麻生太郎氏だったという事実を知って驚いた方は多いのではないでしょうか。
【家系図】麻生太郎の一族に3人の首相!
麻生太郎氏の直系の一族には、3人の元首相がいます。
麻生氏の直系の一族の家系図の中で赤い枠で囲っている方が、首相を務めています。
それでは、麻生氏の直系の一族で首相を務めた3人を詳しく見ていきましょう。
1人目:吉田茂(第45・48・49・50・51代内閣総理大臣)
麻生太郎氏の母方の祖父が元内閣総理大臣の吉田茂氏です。
吉田氏は戦後まもなく首相に就任。
サンフランシスコ平和条約や日米安全保障条約を締結しています。
吉田氏は、「物」へのこだわりが強く、美意識が高かったそう。
そして、常に一流品を身につけていたそうです。
吉田茂氏といえば、ボルサリーノ(イタリアの帽子メーカー)をかぶった姿が印象的。
また、吉田氏は大の葉巻好きだったそう。
そして、孫の麻生太郎氏も祖父の吉田氏と同じボルサリーノの帽子や葉巻を愛用しています。
麻生太郎氏は、祖父・吉田茂氏の美意識を受け継いでいるのかもしれません。
2人目:鈴木善幸(すずき ぜんこう・第70代内閣総理大臣)
麻生太郎氏の義父(麻生氏の妻・千賀子さんの父親)は元総理大臣の鈴木善幸氏です。
鈴木善幸氏は、明治生まれとしては最後の内閣総理大臣だったそう。
増税なき財政再建を行い、60歳定年制度を導入しました。
鈴木氏は、麻生氏と妻・千賀子さんの馴れ初めに深く関わっていたとか。
鈴木氏は、首相になってから度々若手議員の懇親会を開いており、そこで当時若手議員だった麻生氏と鈴木氏の娘・千賀子さんは知り合ったそう。
ちなみに、麻生氏は千賀子さんをひと目見て「天使が現れた」と思ったそうです。
微笑ましいエピソードですね。
3人目:麻生太郎(第92代内閣総理大臣)
麻生太郎氏は、2004年9月24日に内閣総理大臣に就任。
総理大臣時代の麻生氏については、悪評と良い評価が半々に上がっているようです。
・存在自体に華がある。その華が首相時代には「軽さ」と見られ、バー通いや些細な失言でメディアに足元をすくわれた。
・だが、リーマンショック後の緊急金融サミットで財政出動を渋っていた米国の態度を変えさせ、国内では素早い景気回復策を打ち出して最悪の事態を回避した実績は疑いない。
引用元:プレジデントオンライン
また、麻生氏は外交での交渉能力に優れていたと評価されています。
【家系図】麻生太郎の妹は皇族!
麻生太郎氏の妹・信子さんは婚姻によって皇族になっています。
麻生氏の妹・信子さんの結婚相手は、「ヒゲの殿下」(ヒゲのでんか)の愛称で知られていた寬仁親王(ともひとしんのう)。
寬仁親王は、信子さんより10歳年上です。
妹・信子さんが16歳の時に寬仁親王から求婚されました。
しかし、まだ信子さんが高校生で若すぎたことから、8年後の1980年に婚約・結婚しています。
三笠宮寛仁親王殿下・同妃信子妃殿下 pic.twitter.com/xbbwPxhjVW
— 大東 丈夫 (@maron_hayato) September 10, 2020
麻生氏の一族は、妹・信子さんの婚姻によって、天皇家とも親戚になりました。
婚姻によって脈々と受け継がれていく高貴な血筋。
まさに、「リアル華麗なる一族」ですね。
まとめ
麻生太郎の一族をまとめてみました。
麻生氏の先祖は明治維新の指導者・大久保利通でした。
また、一族に3人の首相と、麻生氏の妹の婚姻によって皇族とも親戚になったすごい一族でした。
麻生太郎氏の一族は、まさに「リアル華麗なる一族」でした。